皆様は「運指」って言葉をご存じだろうか。

いつも読んでる友人のブログに載っていた言葉。 ちょうど稽古の翌朝で さんざん「運足」について考えさせられた朝のことだった。

楽器をされる方はご存じだろうか。

私はピアノを黄色いバイエル(ン)で挫折した子供だったから 今の今まで知らないできた。

ギターやピアノなど 指を使って弾く楽器での 指の使い方をいうらしい。

その滑らかさや、スピードなどで きっと音色が違ってくるのだろう。

清水の舞台から飛び降りる気持ちで母が買ってくれた母と私のピアノも 数年前によそ様にもらわれていった。

次に母がさせてくれたのは茶道。 母との共通の時間や話題が増え うれしかったものだ。

お抹茶も好きだったし 何より着物が着れるのが好きなところだ。

けど、高校受験とともにやめてしまった。

茶道が 飽き性の私のお稽古事の中で最長期間のものだった。

合気道を始めるときに ライバルとなったのは茶道だった。

けど、私の40の手習いに ぎりぎりの合気道の方を選択した。

それが今年で茶道を抜き、 合気道が長続き稽古1番となった。

茶道もね、 やめたつもりはないのね。 おばあちゃんになったらやりたいなと 合気道を優先したの。

数年前にね、 駒場公園にある和館の茶室にて お点前をさせていただく機会があってね‥

朝から髪を振り乱して必死に着付けしてまいりましたの。

そのお茶会の流派と 私の幼少期にならった流派とは 少し違っていて ちょっとぎこちなくなっちゃうんだけど 晴れがましさは子供のころと同じだった。

一つ違ったのは お茶を入れるときに緊張で手元が震えてしまうこと。 おばあちゃんになって緊張したら いったいどんななっちゃうんだろ? こっちもぎりぎりだったのかもしれない…

その機会を与えてくれたのは 春清寺道場時代の友人。 彼女は茶道を始めてから 茶道と合気道には共通点があるって言っていた。

聞くと、なるほど、とは思うけど 私には実感はない。

さしずめ「運腕」かな。 お道具はいつも自分の中央をとおって、あった場所に戻すの。 そうすると動作に落ち着きが出るの、 たとえ指先が震えてても…

だからきっと お客様は見ていてリラックスできるんだと思う。

あ、そこは「取り」と「受け」みたい。

一昨日の自由稽古は座技での「運足」。 「取り」がリラックスできる「受け」を励も。

合わせ鏡の心だね。