見るというのは…
こんにちは。かもめ食堂 膝行族 ハラダです。
先週、中島誠之助さんの講演を聞きました。
「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士さんです。
小気味よい江戸っ子調で、
クスッと思わず笑わされたり、
深くウンウンとうなずいたり。
メモ書きを見ないで思い出す中島さんの言葉は、
「見るっていうのはねぇ。見るってことなんですよ」
というひとこと。
物事は、感動が先にあって、
あとから知識がついてくる。
「感動という土台があって、その上に、
知識という家が建つ。
そうして、美の殿堂が出来上がるんです」
と。
中島さんは父君も古物商をされていたそう。
父から、
『おい。上野で茶碗展やってるから観てこい』
と言われると、中島さんも「はい」と見に行く。
帰宅して、父から感想を求められ
『あれ、よかっただろう』
と言われ、「はい」と応える。
でも、その茶碗がなんなのか分からない(笑)
それで茶碗を調べ、
なるほどそういうゆえんの茶碗だったか
と感覚を研ぎ澄ましていく、
とおっしゃっていました。
参考にしたい言葉だと思います。