脱二元論
こんばんは。寒い季節が大好きな かもめ食堂 膝行族 ハラダ です。
さて先日、
「ガンになったらするべき50のこと」
なる本(アメリカの本)を読み終えました。
ガン生存者16,000名のインタビューをまとめたもので、
実際的なアドバイスが満載でした。
その中で「自己を律する」という項目があり、
いいなぁとおもった記述があったのでご紹介まで。
腎臓ガンとなった屈強な技術屋、マニュエルさんが
治療に際し自己を律することに対して、
「だって、たのしくないのさ!」
と言い捨てた。
それに対して、わたし(著者)はこう応えた...
『そうだね。
自己を律することはたのしくないかもね。
でも楽しい以上にいいことがあるよ。
それは、自由を得られることだ。
ぼくたちを苦しめるものからの自由だ。』
Cancer: 50 Essential things to do by Greg Anderson
A Plume Book Health 2009 (P.154)
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アメリカではガンと診断されたら、
ガン患者ではなく、その時点で、ガン・サバイバーと
名乗ろうという運動が定着しているそうです。
患者の「患」は、わずらう(病気で苦しむ)
患者の英語は「patient」。我慢するとかの意味も含んでます。
ちょっと受身的な意味がつよいですよね。
そう考えると、
「サバイバー」
の方が、生き残ってやるぞ感がでてよい気がします。
こういったコトバのひとつひとつが大切なのかもしれません。