技の名前を覚えること… メタ記憶
わんわんわん。かもめ食堂膝行族 ハラダです。
なんだか、合気道道場らしからぬ投稿をつづけてしまい恐縮です。
最近、「認知科学」が気になっています。
岩波新書 【心と脳】 を(襲いくる眠気と格闘しながら)読んでいたところ、
こんな記述がありました。
心と脳――認知科学入門 (岩波新書 2011/9/22) 著:安西 祐一郎
P.149
メタ記憶とは記憶についての記憶のこと
P.150
メタ記憶は、気づき、意識、注意などの機能と深い関係がある。自分の心のはたらきに気づいたり、注意を向ける対象を意識したりする心の機能が、メタ記憶の基盤になるからである。メタ記憶や気づきなどの考え方は、いろいろな分野に応用できる。たとえば、自分で自分の学習のしかたをモニターする「自己モニタリング」や、自分で自分の学習のしかたを説明する「自己説明」、あるいは自分の知識を他の人に教えることをとおして自分も学ぶ「教えることによる学習」など、学習や教育への応用も1970年代から考えられてきた。
これも文章を読むと当たり前なのですが、
「メタ記憶」というコトバを与えられることで、
なるほどなぁ
(ホントか)
ってなるから不思議なもんです。
ここを読んでいて思い出したのが、グアム合気会 峰岸先生の稽古でした。

先生は現地の子どもたちに指導をする際、先に技を見せ、
そのあと必ず、
技の名前を子どもたちに答えさせていた
のです。
ぼーっと目の前を通り過ぎてしまう技も、
自分たちが技の名前を答え、
自分の中に名前が与えられることで、
しっかり観察できるのだと思うのです。
なにか、ひっかかるアンカー(フック)があればいいんですよね。
ぼくは稽古で学んだことを、いろんなアンカーを思い出して、
ぐるぐると頭の中で復習をし、認識を重ねていくことを心がけています。
みなさんは、どのような認識の仕方を心がけていますか。
今度、教えてくださいね(^^)
追記。
「メタ」ってことば、つけるとかっこいいですよね~
これから、
メタかもめ
メタ食堂メタ膝行族
メタメタ ハラダ
に改名しようかな(笑)
ご参考まで
心と脳――認知科学入門 (岩波新書)