呼吸 その四 / Zen like breathing No.4
いや、もう、最近 涙もろくってこまっちまってます。
かもめ食堂 膝行族亭 ハラダ でございます。
なんで泣くのって??
えぇ、もうそりゃァ、
春風ならぬ砂風のせいですぜ。
砂かぶり、6コブラクダ9人乗り(仮)さん、
なんとかしてください( ・`д・´)キリ
さて、久しぶりの呼吸シリーズ、その4です。
最近、「がんに効く生活」の著者 ダヴィド・S. シュレベールさんの遺作 "Not The Last Goodbye" を読んでいまして、呼吸の役割がでていました。ダヴィドさんは脳神経学者でありながら脳腫瘍となり、20年間がんと闘い続けた方です。
※2011年、脳腫瘍の再発により永眠(脳腫瘍は6年以内に99%の方がお亡くなりになるそうです)。
ダヴィドさんの闘病生活がユニークだなと思うのは、
西洋の医療従事者でありながら、東洋のアプローチも大切にしたところ。
表面だけでなく、根本にも気を配る。
その根本に、inner calm (瞑想=呼吸) を位置づけているそうです。
彼が参考にしていたのは、ジョン・カバット・ジンという方。
禅・瞑想を医療の現場に落とし込むことを進めている方のようです。
ぼく自身は、ジョン・カバット・ジンという方の書を読んだことがないのでわかりませんが、"マインドフルネス" というのがキーワードのようです。
で、マインドフルネスと言えば、
僕の中では、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン老師です。
昨年5月ティク・ナット・ハンのお弟子さんの説法に参加した時のことを思い出しました。
仮に、右手を "身体" とし、
そして、左手を "こころ" とした場合、
この二つを合わせるのが "呼吸" ですよ、と。
心身一如
とでもいうのでしょうか。
ストレスが高まると、呼吸が浅くなるのは確かなようで。
自分のこころと身体の居場所を確かめる意味でも、
ふと、ひと呼吸するのもいいかもしれませんね。
花粉症の方にはつらいかもしれませんが(^^;)