モンド(問答)セレクション。タイトル意味なし。
カァーッ
カレー食べたい。。。
かもめ食堂 膝行族 ハラダです。おはようございます。
いよいよ稽古納めが近づき、
そのまま春風としての忘年会@春清寺ですね。
座禅会など春清寺にお世話になっているからには、
道元(曹洞宗)が遺した「正法眼蔵」を
読んでみたいと思いつつ~...
ここ数年は同じく禅系である
臨済宗の書と偶然であってしまいます。
今年は、臨済の問答集(!?)である「臨済録」が
なかなかなカオスっぷりを発揮していて笑えました。
P.25 「臨済録」 著:入矢義高 訳注 出版:岩波文庫(1989)
臨済が修行僧の集まる講話の中で、師匠であった黄檗と臨済の修行を思い起こし、
よくわしも師匠に棒で打たれたものだなぁ~...と思い返すくだりで。。。
「(臨済の言葉~中略)たれかわしのために打ってくれる者はあるまいか。」
その時、一人の僧が列の中から進み出て、「私にはやれます。」師は棒をとって彼に渡そうとした。僧が受け取ろうとすると、師はすかさず彼を打った。
ひ、ひどい...(T_T)
えぇ。 ノリ突っ込みです。
漫才以外のなにものでもありません(^^)
相手にあわせて応えを返すのが真意のようですけれども、
こういう理不尽っぷりがちょこちょこと
散見されておもしろいのです。
問答でお互い間髪入れずやりあう。
そんな合わせ方があるから、
禅と武道との相性がよいと一説いわれるゆえんなんでしょうか。
もちろんこんな問答ばかりでなく、
迷ったらまわりに求めるのでなく、自分の中に答えを求めなさい
のような学びもいただけます。
この臨済禅師の書といい、ティク・ナット・ハン禅師の書といい
禅の考えからとても学ぶ点が多いのですが、いずれにせよ日本人の書いた
思想・哲学書として正法眼蔵にはチャレンジしたいっす。
追記。
明日から 渋谷Bunkamura で、日本臨済宗を中興した「白隠」の画展がひらかれるようです。開期が来年の2月までなのでどこかで行ってみようと思います。
カツカレーを食べてから。。。