おとなの寺子屋
こんにちは。かもめ膝行亭 ハラダでございます。
春風ブログで音楽のことを一方的に書きなぐっておきながら、
最近は落語にはまっています。
昨年は春風ブログでも紹介させていただいた
春風亭柳橋先輩からはじまり、
いろいろな方面で "落語" がちょいちょい出てきました。
※
春風亭柳橋先輩についての記事。https://aikido-harukaze.com/?p=4662
これはなにかの機会と思いまして
お手頃で落語を聴けないかと思っていたところ、
昨年末、本屋で落語名人寄席CD10枚セット(980円)を見つけました。
その中で「三代目 三遊亭金馬」という方が、
自分にとって声質、間など好みだったので
別途CDを購入し、聴き込んでいます。
三遊亭金馬さんはラジオが全盛のころの
落語家だったそうで、
映像がないぶん、話の明瞭さで有名だったとか。
たしかに聴きやすいです。
聴きやすいし、話も10分~30分ですので、
移動中に聴くのに最適です。
なによりも愉快な気分になれます。
噺に引き込まれる瞬間(間の白黒がとくに)も楽しいし、
食べ物や職業などの話題も学びになります。
※まだ詳しくないですが、ぼくが聴いているのは江戸落語。
たとえば「唐茄子(とうなす)屋政談」という話。
遊びすぎた若旦那がその生活態度を立て直すために、
唐茄子(かぼちゃ)を売り歩く中の出来事を描きます。
なぜかぼちゃなんだかよくわかりませんけれど、
きっとかぼちゃにも意味があるんでしょう。。。
若旦那の心意気を買ってくれる
町内のひとたちの人情を笑いとともに味わうことができます。
また、当時の身体の姿勢についても感じる点があります。
たとえば天秤。
天秤は肩にかけて歩くのですが、
それだけでは身体を壊してしまうようで、
添付動画の19分あたりにこんな会話があります。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=MpFeu2FxuP0[/youtube]
担ぎ物は肩だけでなく、
腰が入ってねぇとだめなんでぃ。
とか。
なんとなく合気道につながりそうな、
つながらなそうな。。。
落語家の方の座り方もきれいだなぁとか、
いろいろ紐付ながら楽しんでます。
さきは長そうです。
おまけ。
落語(CD)は、ひとつの噺が30分程度。
主題に入る前に「まくら」といわれる、
飲み屋でいう「お通し」があるようです。
三代目 三遊亭金馬「目黒のさんま」2-1(まくら~)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=-e3By6ov0PY[/youtube]
この「まくら」だけでも十二分に面白いのですが、
まくら~主題へのつながり方が勉強になります。
三代目 三遊亭金馬「目黒のさんま」2-2(本題)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=qCpdYH8cvSQ[/youtube]